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この記事では内装仕上げ施工技能士 鋼製下地工事作業1級の試験を解説しています。
どんくさくてあがり症の僕が一発合格した方法や、資格の概要など、内装仕上げ施工技能士1級を目指すあなたを全面的にサポートします。読者の皆様がこの記事を読むことで、自信を持って試験に臨むことができるようにお手伝いできたらと思います。
では早速始めていきましょう!
内装仕上げ施工技能士1級とは? – 資格の概要と重要性
内装仕上げ施工技能士1級は、内装工事のプロフェッショナルとして認められる国家資格です。 この資格は、専門知識と技術を証明し、建築業界での信頼性と地位を確立するために重要です。
資格取得者は、内装工事の計画から施工、管理までを一手に担い、品質と安全性を保証します。 したがって、内装仕上げ施工技能士1級は、建築業界で成功するための重要なステップです。
鋼製下地作業の基本 – 技術と知識
鋼製下地作業は、内装仕上げにおける基本的かつ不可欠な工程です。 正確な測定、カット、固定方法が求められるため、専門的な技術と知識が必要です。鋼製下地作業の技術を習得することは、内装仕上げの品質を決定づける要素です。
実技試験のポイント – 合格への道
実技試験は、技能士としての技術を実証するための重要なステップです。
試験では
- 施工の精度
- 加工や取り付けの正確さと出来栄え
- 施工上の欠陥や仕様の間違い
- 作業態度
- 作業時間
が基本的な審査内容になります。
段取り、作業服装、安全作業、整理整頓、点検片付けも重要なポイントになるので、作業中は十分な気配りが必要です。
採点は減点法で、加点はありませんので、ミスを多く重ねないことが大切です。
また、怪我は一発不合格となるので、十分に注意しましょう。
僕が試験の日4人ぐらいランナーで手を切っている人がいました。
材料を高速カッターで切断するときは手袋外すので要注意ですよ!
実技試験でよくある不合格の原因と対策
- 墨出しの間違い・・・慌てずに作業すること。ここで失敗すると合格が厳しくなる!
また、下げ振りを素早くピタッと止めれるようになっていたほうがいい。 - 材料のカットミス・・・これも落ち着いてカットしてください。材料が足りなくなってしまい大きな減点に
- 材料や電動工具による怪我・・・一発不合格になる。何がなんでも怪我しないこと!
- 時間内に終わらない・・・墨出しと弓のこでのスリット開口で時間を奪われがち!
自信がない人は試験までに練習すること。
特に多いのが墨出しに時間がかかりすぎて時間内に終わらない人です。
試験に必要な工具
工具の名前の部分がAmazonの商品リンクになっているので、よければどうぞ。
- さしがね
- スケール タジマダブルマグ 架台にマグネットでくっつけれるので墨出しが楽です
- すみつぼ
- 水糸(20m)
- 下げ振り
- インパクトドライバー
- 高速切断機
- 火よけ
- スパナ
- プライヤー
- 軽天ハサミ
- バイスプライヤー
- 弓のこ 替刃の予備も必要
- ハンマー
- コードリール
- リード線
- 安全帯
- 腰袋
- 防じんマスク
- 保護手袋
- ヘルメット
- 作業着(長袖長ズボン)
- 保護メガネ(ヘルメットのシールドでOK)
一覧を出しましたが実際の試験前の説明で持ち物の案内がありますので、そちらを参考にしてください。
試験内容
制限時間2時間40分以内に壁、天井、スリット開口下地を組み立て掃除を完了し、道具を外に搬出します。
詳しい試験問題については説明できませんので簡単に説明します。
図面に基づき墨出しを行います。
このとき下げ振りの扱いが慣れていないとかなり時間をロスします。ちなみに僕は空調服の風でゆらゆらオモリが揺れてました笑
壁下地、天井下地、スリット開口の順に施工します。
作業時の注意点
- 材料をカットするときは手袋を外し保護メガネ防じんマスク着用する。
- 墨出しは確実に。墨出しで失敗するとほぼ不合格となります。
- 手袋を外したりつけたりするので、下地で手をケガするリスクがあります。怪我は一発不合格です。
- ビスを取り付ける際も保護メガネを忘れずに。
- 材料も短くなりすぎないように注意。
- 切り間違いで材料をおかわりするのはかなり減点されます。
僕が実際に行った試験対策
- 図面は頭の中に叩き込む 柱や壁の寸法。天井高さや交点の寸法は覚えていきました。
- 材料の寸法は全部覚える。スタットや野縁の長さは個体差があるので実測する
- 手袋をつけ外すのが面倒だったので、墨だし後に材料をまとめ切り。
- 試験までに弓のこの扱いに慣れる。
あとは落ち着いてやるのみです。
自信のない人は家で頭でイメージしながら動いてみてください。
学科試験の心得 – 知識を深める
学科試験は、内装仕上げに関する幅広い知識を問われる試験です。
鋼製下地工事作業、ボード仕上げ工事作業、プラスチック系床工事作業、カーペット系床工事作業、カーテン工事作業の中から出題されます。
試験前に2日間勉強会が開催されるのでその時に試験に出やすいところを先生が教えてくれるのでその部分は特に覚えていてください。
学科試験問題はマークシート方式50問で、試験時間は1時間40分です。
1問あたり2分ありますので、落ち着いて記入してください。
まとめ
内装仕上げ施工技能士1級の資格は、建築業界における専門性と信頼性を象徴し、高度な技術と知識を有するプロフェッショナルへの道を開きます。
鋼製下地作業の習得から実技試験の合格、学科試験の対策まで、資格取得には多岐にわたる努力が必要です。この資格を通じて、キャリアパスの拡大と将来性のある成長を目指すことができ、実務経験を積むことでさらなるスキルアップが期待できます。
資格取得のメリットは仕事の幅を広げ、給与アップの可能性をもたらし、専門家としての地位を確立するための重要なステップとなります。
最終的に、この記事は、内装仕上げ施工技能士1級を目指す方々にとって、資格取得への道筋を明確にし、その過程で生じる疑問や不安を解消するために参考にしていただければと思います。