電動工具の性能を飛躍的に向上させたマキタの40VMAXシリーズ。このシリーズは、従来の18Vシリーズと比べて、高出力・高速・高耐久・低騒音・低振動などの特徴を持ち、さまざまな現場で活躍する工具を提供しています。ただし40Vmaxと18Vの互換性がないなどでデメリットもあります。この記事では、3年間実際に現場で使用した僕の目線で詳しく解説します。
はじめに
マキタ電動工具の40VMAXシリーズとは、2019年に発売された高性能な充電式工具のシリーズです。このシリーズは、従来の18Vシリーズと比べて、高出力・高速・高耐久・低騒音・低振動などの特徴を持ち、さまざまな現場で活躍する工具を提供しています。
40VMAXシリーズのラインナップとしては、基本的な切断・締め付け・穴あけ作業ができる等の多彩な種類の工具があります。現在は18Vより種類は少ないですが徐々に種類も増えていますのでこれからに期待していきましょう。
40VMAXシリーズの魅力
- 従来の18Vシリーズの約2倍の電圧と容量を持ち、高出力で長時間の作業が可能です。バッテリーの種類は、2.0Ah 2.5Ah 4.0Ah 高出力モデル 4.0Ah 5.0Ah 8.0Ahがあります。高出力モデルのバッテリは高負荷時に粘り強いです。
一部対応していないモデルもあります。 - 40Vmaxシリーズ専用設計により耐衝撃性や防塵防水性能に優れる
- 18Vシリーズに比べハイパワー
- スマートシステムによりバッテリー切れになる寸前までパワーが一定
40Vmaxのデメリットについて
- コストパフォーマンスが悪い
- バッテリーが18Vと使いまわしができない
18Vより若干高いですが、パワーも強く仕事が楽になると思ったので僕は迷わずに40Vにしました。
実際に使用してみて、18Vの工具よりも作業がはかどることが多いです。少しづつ18Vから40Vに買いかえています。
実際に僕が現場で使用している40Vmaxシリーズの電動工具
- インパクトドライバTD002GRDX
- 震動ドライバドリルHP002GRDX
- 28㎜ハンマドリルHR001GRDX
- 125㎜防じん丸ノコKS001GRDX
- 充電式産業扇CF002GZ
- 充電式スライド丸ノコLS008G
- 充電式ランタン付ラジオMR008G
実際に40Vmaxを使用した感想
- インパクトドライバは18Vシリーズと比べて締め付けスピード穴あけスピードが全然違いました。僕は内装関係なのであまりパワーを必要としない作業なので18Vでも十分に仕事できるのですが、締め付けスピードが速くなることで作業時間の短縮ができました。ただしビットなど40V対応のものにしてください。ビットのワレの原因になります。
- 震動ドライバについては18Vより重さが気になりますが穴あけが楽になりました。
僕は普段コンクリートやモルタルに穴あけや金属パネル・石膏ボード・ベニヤにホールソー(40~200mm)の穴あけに使用しています。
18Vから買い換えて本当に良かったと思いました。 - ハンマドリルは絶対に40Vがおすすめって言いたいです。本体重量は多少重くなるのですが穴あけスピードが速くなることで体の負担が楽になります。最近20mmワンハンドハンマドリルも登場したので小型軽量化でハイパワーが実現しています。
使ってみて悪かった点
- バッテリーを18Vと使いまわしが出来ないため、それぞれのバッテリーを持ち運ぶ必要がある。
- 充電器がかさばる。
僕が不便だと思ったのはこの2点です。バッテリーを使いまわすことができないのでそれぞれの電池を持ち運ばないといけないです。僕は作業を楽にしたいため割り切りました。道具ごとにバッテリーを割り振ってボックスに入れています。
充電器に関しては互換アダプタを使用することにより、40Vの充電器で18Vバッテリを充電することができますので、そこは解決出来ました。
まとめ
マキタ電動工具の40VMAXシリーズは、従来の18Vシリーズよりも高出力・高速・高耐久・低騒音・低振動などの特徴を持ち、さまざまな現場で活躍する工具です。しかし、バッテリーの互換性がなく、コストパフォーマンスが悪いというデメリットもあります。私は内装関係の仕事で、インパクトドライバや震動ドライバドリルなどの40VMAXシリーズの工具を使用していますが、作業時間の短縮や穴あけの楽さなど、メリットを感じています。互換アダプタを使えば、40Vの充電器で18Vのバッテリーも充電できるので、便利です。40VMAXシリーズは、パワーとスピードを求める方におすすめの工具シリーズです。